蒲生氏郷、自分のなした第一のこと

2015年09月20日 17:28

717 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/09/19(土) 19:53:54.94 ID:LGD1Qjx4
信長公ご切腹の後、羽柴筑前守(秀吉)はその味方に頼み申し付け、小牧面に軍勢を出した。
敵はこれを見て清洲の城に引き退き、秀吉は清洲の城際まで押し詰め、やがてまた引き返す事となった。

この時、後ろ払い(殿)を誰に申し付けるべきかと、秀吉は思案した。城より追撃されては一大事である。
いかにすべきかと考えた結果、この時の後ろ払いを、蒲生氏郷に仰せ付けた。

氏郷は承ると「御心易く思って下さい。敵が出てくれば段々に人数を立て、一まくりに追い返します。
御心易く撤退して下さい。」と申し上げた。これに秀吉は御感斜めならぬものであった。
そして軍勢の者達に次々と、順次撤退を仰せ付け、それはほぼ無事に完了した。

秀吉は、今度の尾州面からの引取を成功させる事は一代の大事であると考えていた。ここで氏郷が
堅固に後ろ払いをし、緩々と引き取ることに成功したこと大変満足したと、氏郷は
仰せ聞かされた。

蒲生氏郷一代の覚えはこの儀であった。
氏郷はいつもこのように語っていた。「皆が一代の大事と考えていることを、氏郷に仰せ付けられたのは
面目の至り、これに過ぎることはない。この時、敵が出てこなければ交戦することはないが、
私はこれを第一のこととする。」

蒲生氏郷記)

蒲生氏郷の考える、自分のなした第一のこと、である。




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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    俺の知っているTERUがこんなに有能な筈がない

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1さん
    書くところ間違えてますよ。
    次の「毛利輝元の評」に書くつもりだったのでは?

  3. 人間七七四年 | URL | amXlFcx2

    折を見て反撃に出る機動防御戦術っぽいな。氏郷の有能さが伺える

  4. 人間七七四年 | URL | -

    >御心易く思って下さい
    工場長「大事なことなので2度言いました」

  5. 人間七七四年 | URL | -

    同じことを政宗が言っていたらどうだろうか

  6. 人間七七四年 | URL | -

    賢弟やら名人やら工場長やら、一人でも生きてたら歴史は変わってたかもしれんのにのう

  7. 人間七七四年 | URL | EybeWf1w

    賢弟とは隆景でええのかな?

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ※7
    それでもいいけど、ここでは大和大納言の事かと。

  9. 人間七七四年 | URL | EybeWf1w

    ※8
    やっぱりそっちかあ
    ただ個人的には彼は賢より献の字のほうが似合ってると思うなあ

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