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“雷切”

2015年12月18日 17:01

780 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 02:20:05.09 ID:DWiYqAIF
豊後国南部藤北の鎧ケ岳の城主・戸次伯耆守鑑連入道道雪は、元来大友の類葉で、
親秀の次男・戸次左衛門尉重秀の末孫である。

累代武勇を励んだが、中でも鑑連は大友家にあって肩を並べる者がいないばかりか、
隣国にも類少なき士大将であり、智謀と驍捷を兼ねて達し、堅を砕いて利を破り、
奇正応変にして過ちはなく、

ある時は韓信が旗幟を変えて趙城を落とした計略を追い抜き、ある時は薛仁貴が三箭を
発して天山を定めた勇に続いたので、攻め取る戦の功は優れていて数え切れない。

ある時、鑑連が庭の木の陰で涼んでおられると、にわかに空は掻き曇り、黒雲白雨を
帯びて降り来る。雷霆はしきりに轟き、雷火がたちまち落下して、庭中を奔走した。

鑑連は側にあった“千鳥”という刀を取って飛び掛かり、抜き打ちに雷火を丁と切って
飛び去った。それからはこの刀を“雷切”と改名した。

しかしながら、鑑連も雷の余炎に当てられて身体のあちこちを負傷し、片輪者になって
しまった。そのため、出陣の時も乗り物に乗って軍士を下知なされた。

(原注:『岩屋物語』には“雷が左足に落ち掛かるところを、すかさず備前長光2尺5寸の
刀をもって抜き打ちに切りなさり、雷光は2つに切り割られて左右に飛び去った”とある)

――『筑後将士軍談(陰徳太平記)』




781 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 11:06:56.17 ID:Iqvf/N9q
鑑連は雷火を切って飛び去った・・・!?!?
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    随分と格好良く話しているけど、雷雨の時に斬り合いしてたら、
    そりゃ雷は落ちてくるでしょうw

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ちなみに、雷に打たれると、本当に飛んでいく・・・というか跳んでいく。
    雷に打たれると、電気信号を強制的に出させるようなもんで、人間の筋力が限界まで働いてしまい、その力でジャンプしてしまうそうである。数メートル垂直跳びしたりするんだそうな。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    なんとなく垂直飛びするバックスバニー思い出した

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ※2・3
    俺は黒○げ危機一髪が頭に浮かんだ

    本当に申し訳ありません、道雪様

  5. 人間七七四年 | URL | -

    今まで「雷が落ちてくるところを抜き打ちでバッサリ」なイメージだったけど、
    もしかすると球電現象だったのかもしれませんな

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ※2~4
    ひょっとしたら道雪が脚をダメにしたのって、そうやって跳び上がったあと、
    着地に失敗したのが原因なんじゃないか・・・?


  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    雷が人体の神経系に作用してたら、有り得るかもなあ。
    筋痙攣が起こってたら、自分で受け身が取れない。

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ※5
    球電についてwikiを見たら「移動中の金属体を追いかける」ですって。
    …雷を斬ったというより、抜刀したせいで刀身に吸い寄せてしまったのでは。

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