常真入道はどう思い返したのか

2015年12月19日 07:54

782 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 18:40:34.20 ID:5rhQtNsR
慶長19年の秋、江戸の幕府と豊臣家の対立が深まる中、大御所徳川家康は片桐且元を駿河に召し、
且元は家康の仰せを伺い、大阪に帰って今後の方針を述べた。
しかしこの且元の意見は秀頼の心にかなわず、彼が下がった後、且元を斬って軍を起こるべきか否か、
という事が、織田常真入道(信雄)も召されて議論された。
ここで常真入道は言った

「今、天下の大名を数えるに、故太閤の御恩を蒙らなかった者など誰もおりません。
軍勢を起こした場合、どうして從い参る者がいないということがありましょうか?
またお手元にも軍勢の1,2万があります。この入道も若き頃は、1,2万の軍勢を
形のごとくに使い慣れたものです。老後の思い出に一方の大将を承り、由々しき振る舞いをして
見参に入れましょう!」

この発言に、淀殿初め一座の人々は喜ぶこと限りなかった。
「万事、入道の計らいに任せよう。」
こうしてこの議論は、軍勢を起こすことに決したのである。

が、常真入道はどう思い返したのか、且元に元に密かに使者を送り、有った事共をすべて告げ、
自身は夜に入って風雨に紛れ、大阪を落ち失せ都の方に隠れ、大御所徳川家康が上洛したと聞くと、
やがて二条城に参上した。

明けて元和元年5月、大坂の陣が終わった後、7月23日、大和国宇陀郡を与えられた。

(藩翰譜)



783 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 19:57:51.83 ID:gPCxe1d2
これはちょっとどころか、悪すぎる話しだな

784 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 20:06:43.71 ID:kclQvIKE
じつに信雄

785 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 20:35:59.12 ID:GZRph2YS
これには有楽斎も苦笑い

789 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/12/18(金) 23:40:22.19 ID:8E/nOHFQ
>この入道も若き頃は、1,2万の軍勢を形のごとくに使い慣れたものです

伊賀では少数の国人に返り討ちにあってた糞の役にも立たない従妹
有楽叔父さんもアホだし、唯一まともな老犬斎叔父さんはいきなり変死するし
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コメント

  1. 名無しさん@ニュース2ch | URL | -

    まあ、こう言っておかないと片桐且元の代わりに血祭りにされるだろうね

  2. 人間七七四年 | URL | ZPZR469g

    信雄がこう言うってことは、大坂城の空気は完全開戦モードだったんだろうね。
    信包も開戦に反対して暗殺されたのなら、もう何も言えなかったのだろう。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    なんだろう、信雄と天庵さん同じ臭いがする

  4. 人間七七四年 | URL | -

    まあ秀頼があれだからね

  5. 人間七七四年 | URL | -

    >自身は夜に入って風雨に紛れ、大阪を落ち失せ都の方に隠れ

    雨の中、猛ダッシュしてる信雄を想像してみた

  6. 人間七七四年 | URL | -

    織田一門は信益の二条城での切腹や、この件の様に突然「やっぱりやーめた」が
    あるけど、それが処世術なのか優柔不断なのか良く分からない部分がある。
    信長死後の織田家自体が、付くべき相手と時期を間違い捲くってる気がする。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    その後大阪方も「三介殿のなさる事よ」と、特に気に留めなかったかもしれない

  8. 人間七七四年 | URL | -

    信雄が受けた「故太閤の御恩」を思えば、このくらいされても
    仕方ない気もする。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    >「やっぱりやーめた」
    結果的にいい方向に転んでるだけで、信長自身もコレ多いよな。

  10. 人間七七四年 | URL | -

    この時期の大坂城内は現実離れした好戦論が場の空気になってたのかも。

    「自身は夜に入って風雨に紛れ、大阪を落ち失せ都の方に隠れ」

    織田さんの話にならない、やってらんねーよ感が半端ない

  11. 人間七七四年 | URL | /c2.ISBc

    信雄「こんな口から出まかせを信じる奴らが悪い」

  12. 人間七七四年 | URL | -

    実際信雄居なくなっても有楽斎が残ってるし、織田家としての行動でなく、
    自分の家単位の行動なんでしょうね。

    ※11
    それを言うなら「三介の言う事を信じる奴らが悪い」でしょ?

  13. 人間七七四年 | URL | -

    ま 常真や有楽に期待しなきゃいけないくらい
    大坂は人手不足だったんだろうな

    頭数なら金でカバーできたけど
    バラバラグダグダだったのはいうまでもなし
    せめて大谷刑部がいれば…どのみち病気でだめだったろうけど

  14. 人間七七四年 | URL | -

    せめて実績のある真田昌幸がもう数年長生きして大阪に入っていたら…

  15. 人間七七四年 | URL | -

    真田昌幸の実績って、天正壬午の乱でうまく世渡りした事と
    北条に沼田を取られなかった事かな。

  16. 人間七七四年 | URL | -

    ※15
    天正壬午で独立を保った時点で実績としては半端ないと思うがな

  17. 人間七七四年 | URL | -

    せっかく自分らで切り取った領地削られたり
    嫁にモーションかけられたり
    白装束に十字架の謝罪パフォーマンスやる羽目になったり
    太閤殿下に心から恩を感じていた大名が果たしてどのくらい居ただろうか

  18. 名無しさん@ニュース2ch | URL | -

    ※15
    関が原の東軍足止めもよろ

  19. 人間七七四年 | URL | -

    信雄は蟹江城の戦いの際は父以上の軍配を振るったから(震え声)

  20. 人間七七四年 | URL | -

    ※13
    >大谷
    息子の吉治さんは入城しましたね。この人も一時期、根拠が無い話しが罷り通っていた人で、
    長く浪人した理由が、「関ヶ原で父親を見殺しにして離脱した」と評され、何処の家も召抱え
    なかったから、と言われてしまっていました。レッテルって怖いですね。
    ちなみに、この人も毛利勝永と同じく真田隊と突入して戦死している。

  21. 人間七七四年 | URL | -

    故太閤の御恩
    ・自分を利用されての織田政権の簒奪(その後、家康の助力を乞う)
    ・改易される(その後、家康の仲介で復帰)

  22. 人間七七四年 | URL | -

    周りがどうなろうと自分だけは生き残るって考え方はある意味信長に近いかもしれない
    そういう意味では生き残るより潔く散ることを考えた信忠の方が突然変異型かもな

  23. 人間七七四年 | URL | -

    タグで過去記事見てたら一回取り上げられてたね。
    その時は引用文献書いて無かった

  24. 人間七七四年 | URL | -

    ※21
    信雄が受けた最大の御恩は殺されなかったことだと思うの

  25. 人間七七四年 | URL | -

    山岡荘八の徳川家康に常真と有楽の脱出は描かれてたな

    常真「私は豊臣の主筋だし心中する義理なし」
    家康「そうかそうか後は面倒見てやるよ」

    有楽「大坂は急進派に乗っ取られて淀と秀頼はもうだめかもわからんね」
    家康「おめえだけなんで逃げてきた姪っ子とその子がかわいくねーのか人でなし野郎」
    有楽「大御所は甘いですよ」
    家康「…」

    有楽の浪人を叩かなきゃ平和はこないと和平を模索する家康に訴えるとこは名シーンだったりする
    脚色されない常真はやっぱ常真だった

  26. 人間七七四年 | URL | /c2.ISBc

    しっかしなあこの信雄の判断と行動は見栄え以外はなんにも間違ってないと思うのよ

  27. 人間七七四年 | URL | -

    犬ともいえ、畜生ともいえ

  28. 人間七七四年 | URL | JalddpaA

    自分もこの件に関しては信雄は上手く立ち回ったと思うけどな

    ああでも言わないと何されたものか分からない雰囲気であった以上、周りが望むことを言って持ち上げた上で即座に逃げ出すしか手はないかと

  29. 人間七七四年 | URL | -

    あの時期の大坂方の総大将就任なんて目に見えてる地雷踏むも同然だしな
    総大将は現実が見えてない、重臣は皆で足の引っ張り合い、兵力は寄せ集めで結束も忠誠心もない
    ボロクソ言ってるやつらはイメージで物言い過ぎなんじゃねえの?

  30. ※29 | URL | -

    ×総大将は現実が~
    ○秀頼及びその周辺は現実が~

  31. 人間七七四年 | URL | -

    有楽斎は武功も上げてるしアホとは言えんだろ

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