その頓才は実に驚くべきものであり

2016年01月20日 19:18

195 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/01/20(水) 03:18:16.12 ID:8QvfyOqv
ある日のことだが、かつて豊臣秀吉は数多の金銀の蟹を作らせ、それを
庭の泉水、あるいはそのほとりに放って楽しみとした。

しばらくすると秀吉は、「見飽きた」と思って、近習の者に、「何ぞ一用を
言い出した者にはこれを与えよう」と、言った。

これに皆々は大いに喜び、「臣はこれを紙押さえにします!」とか、「臣は
金の茶釜の蓋さえもないので、せめてこれをその蓋のつまみにします!」
とか、あるいは何と言い、こうと言い、各々1個ずつを賜った。

その中で曽呂利新左衛門がどのように乞うたかというと、「臣は人の相撲は
既に見飽きたので、この蟹を集めて相撲を致さんと存じます」とのことだった。

これに秀吉は、「相撲となれば5個や10個ではその興も薄かろう。ことごとく
持って行くがよい」と言って、残りの蟹を全て新左衛門に与えたということだ。

その頓才は実に驚くべきものであり、また感ずべきものである。

――『常山紀談(異本に拠る)』



196 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/01/20(水) 06:43:37.38 ID:nFk5QTFx
>>195
曽呂利新左衛門のエピソードを聞くと
とんちが利くと言うより、秀吉の喜ぶ事を熟知しているって気がする

197 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/01/20(水) 07:06:27.14 ID:BQ9uWYM5
正体が幽斎様だとしても驚かない

198 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/01/20(水) 07:06:58.43 ID:/uw8fHcl
うん、周りからはすげー嫌われてそうなイメージ

199 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/01/20(水) 08:13:07.91 ID:1vfJMcPu
秀吉の逸話の中でしか語られないからやっぱそういう人物だったんだろうな

200 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/01/20(水) 16:55:15.78 ID:yZOpTE7P
劉邦、朱元璋なんかも最後の方は猜疑心の塊みたいになってたし
独裁者というのは、自分の政権を誰かが転覆させるんじゃないかという
強迫観念に必ず襲われるからな

曽呂利みたいな道化がいなかったら、秀次事件以上の粛清の嵐が発生していた
だろう。
つまり、曽呂利は家康の大恩人。

201 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/01/20(水) 18:17:50.86 ID:/uw8fHcl
それはあるかもね
独裁者というか基盤地盤を持たずに成り上がった人間は怖いんだろね
自分みたいな奴が現れたらと思うと

202 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/01/20(水) 18:32:23.99 ID:tl6YVjYO
>>200
家康が豊臣家を徹底的に抹殺したのも同じ理由だったんだろうな
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    文鎮や茶釜の蓋のつまみって事は沢蟹サイズなのね
    しかし昔から皆大喜利好きなんだなあ

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    大喜利という文字を見て
    家康「(便所でお尻を)拭く会長」
    というネタが浮かんでしまった

    本当にすまない、今日は早めに寝ることにするわ

  3. 人間七七四年 | URL | -

    平和になるとこういう下らない奴が出世するんだよな

  4. 人間七七四年 | URL | -

    乱世でも大して変わらんのやで

  5. 人間七七四年 | URL | -

    かいけつ曽呂利

  6. 人間七七四年 | URL | -

    ヨーロッパでの宮廷道化師みたいな感じだよな。
    機嫌をとったり、怒らせないでやり込めたりとうまくガス抜きができる

  7. 人間七七四年 | URL | -

    一休さん vs ソロリ

  8. 人間七七四年 | URL | -

    東方朔「いうほど楽ではありませんぞ。皇帝につかえるは虎に侍るがごとし!」

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