兵は偽りの道である

2016年03月05日 14:08

278 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/03/05(土) 07:35:27.90 ID:3KJccw/e
ある時、徳川家康物語の折、大久保忠世が言った
「奥州一揆(葛西大崎一揆)の時のことです。蒲生氏郷伊達政宗に謀られ、名生城を攻め懸けましたが、
危うい合戦に打ち勝ったのはまさに武功の大将です」

家康はこれを聞くと
蒲生氏郷は武勇の士であり、武功とは言いがたい。
おおよそ”功”と言えば、智謀勇あって勝つことを武功と呼ぶ。”功”は”いさお”と読むと、
これは「功績」を意味する。
また”剛”は強きを意味する。氏郷は武剛と呼べるであろうが、謀は不足している。
第一客戦(敵の領内での戦争)の法をわかっていない。

敵国に入るには、郷導を5人も10人も求めて、地理および士民の風俗、粮の有無を案内者に
尋ねた上で働くのが定まった法である。然るに案内者を求めなかったのは智謀の足らざる所である。
これによって不覚を取ったといえる。

氏郷が伊達政宗を唯一の案内者と頼み、彼が申すのを真実としたのは智の不足である。
政宗が味方だからといって、その言葉を真実と受け取るのは愚かなことだ。
勇士の習いとして、人を出し抜き独り功を立てんと思う輩は、偽り、謀を構えること、
その例多い。昔、佐々木高綱は梶原景季の馬の腹帯が伸びていると偽って先に登った。
近くでは九戸城攻めの時、堀尾帯刀が病気と偽り、先陣と定められていた氏郷を出し抜き、
九戸城をただ一人で攻め落として蒲生の手を失わせたという例がある。

そもそも名生を攻める前、政宗に思うところあって氏郷を茶に招いた時、氏郷は政宗の
企みを察し、郎党も含めて用心していた。それなのに政宗の、高清水のほか敵は居ないという
言葉を事実と心得、案内者も求めず名生城を攻め立てたのは、正直に言って全く智謀がない。

兵は偽りの道である。ではあるが、偽りを以って躰とはしない。実を以って躰とし、偽りを
権に用いる。
戦争では虚実の変がある。これを判断できなければ、いざという時、必ず失う物が多くなる。」

この言葉に、一座伺候の者達は皆感心した。

(伊逹秘鑑)



279 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/03/05(土) 09:59:03.17 ID:6uru3vLx
俺が氏郷ならDQNをぶっ殺してラスボスには、こいつが黒幕でした
って事後報告するわ

DQN殺して、咎められるとは到底思えん

280 名前:人間七七四年[] 投稿日:2016/03/05(土) 10:31:57.42 ID:rfLBdCmG
何、このゲーム脳

281 名前:人間七七四年[] 投稿日:2016/03/05(土) 11:24:16.14 ID:RMpi+8RN
>>278 一行にまとめると「政宗を信用するとか、バカなの?死ぬの?」ってことか。

282 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/03/05(土) 11:51:18.60 ID:2PJRhSNT
家康は甲斐で一揆を扇動して、河尻秀隆を殺してるから
大崎葛西で一揆を扇動した政宗の心理も良く分かった事だろう

工場長は優秀なんだけど順風満帆な人生のせいで、悪人に対応する
スキルが不足している気がする

283 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/03/05(土) 14:17:51.74 ID:ZeMm1oSb
上手いこと言うね
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    自分の軍勢の後ろにいる政宗勢を嫌って、氏郷は最前線に出たとかあるのかな

  2. 人間七七四年 | URL | -

    河尻秀隆が一揆に殺害されたのは事実だけど、家康が一揆を扇動したって
    事実は無いんだけどねぇ

    当時の甲斐では複数の一揆が発生していて、各々が自律的に行動を起こしてて
    河尻秀隆が殺害された頃には北条方についた一揆もあった。

    史料で確実に見える事実は
    1. 家康は岡部正綱と曽根昌世を甲斐に送って調略をさせた
    2. 家康は本多百助を河尻秀隆の元に送った。
    3. 岡部正綱と曽根昌世は安堵状をバラ撒いた(河尻秀隆領とか気にせず)
    4. 河尻秀隆が本多百助を殺害した。
    5. 一揆が河尻秀隆を殺害した。

    一揆が秀隆を襲わないよう百助が抑えてたとか、殺害された後に百助の家臣が
    一揆と結んだなどという記載もあるけど、これは確認しようがない。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    >>279
    ただでさえ一揆で大変なのに
    政宗殺したりしたら周り中敵だらけになって
    ラスボスに報告とかしてる間に自分が詰むだろ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    孫子

  5. 人間七七四年 | URL | -

    >>敵国に入るには、郷導を5人も10人も求めて(以下略)

    伊賀越えの時に忠勝が地元民を拉致って道案内させてた逸話を思い出すな…

  6. 人間七七四年 | URL | -

    島津も退き口の時に地元民を拉致って(道案内を断られた後だけど)
    道案内させてたから、やっぱ定番行動なのかな

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※5&6
    長可「え?(地元民に道案内させることは)当たり前だろ?その後のことはケースバイケースだけど」

  8. 人間七七四年 | URL | -

    自分と家臣たちの命がかかっているからなあ・・・
    けど、※5&6殿の事例と※7殿では後々の結果が違うから!!

  9. 人間七七四年 | URL | -

    何故妖しいと思っている相手の云う事をホイホイ信じちゃったの工場長は?w

  10. 人間七七四年 | URL | -

    まぁ、まーくんは白装飾で現れたり、十字架を背負ったりして、ラスボスに上手く取り入って好かれてるからね。氏郷は策略の天才だったかもしれないけど、まーくんの方が、上だった。ってことじゃないかな。

  11. 人間七七四年 | URL | -

    ※9
    工場長は戦場が近付くほど脳筋になっていき、敵が見えるほどになると完全に突撃バカになってしまうのだ。

  12. 人間七七四年 | URL | -

    ※8
    本多忠勝の場合「解放」
    島津義弘の場合「解放」
    鬼武蔵の場合「(この世から)解放」

  13. 人間七七四年 | URL | -

    忠政「兄上がお世話になった方々にお礼を言いに行きました」

  14. 人間七七四年 | URL | ZPZR469g

    奉行の浅野長政が追討命じてるから氏郷も動かざるを得なかったんじゃないの?
    少なくとも敵前で味方同士いがみ合う方がラスボスの性格的に危険と思うわ。

  15. 人間七七四年 | URL | -

    (´・ω・`)「蒲生殿の気持ち、よく分かるんよ。わしも戦でヒャッハーしたくなるんよ」
    氏家「それを止める家臣の気持ちも分かって欲しいですな。」

  16. 人間七七四年 | URL | -

    土地勘のある地元民を捕まえるより先に、葛西・大崎の領地を抑えたいという魂胆が丸見えな伊達に直接道案内をしてもらった方が危険だろうとは思ってただろうね。
    でも太閤検地の為の人材は動かせないんだろうし土地替えしたばかりで自分の武略を知らない領民ばかりだっただろうからやり辛かったんじゃないかな。

  17. 人間七七四年 | URL | -

    ※15
    天庵「同感です!」
    菅谷「すごく良く分かります!!」

  18. 人間七七四年 | URL | 3aXRcdxk

    色々とバレバレなまーくん

  19. 人間七七四年 | URL | -

    ※16
    検地じゃなくて指し出しだったし、一揆の時点では既に完了してたかと

  20. 人間七七四年 | URL | -

    ここんとこ282みたいにコメントの最後の一行が抜けてるのが多いね。
    管理人さん大丈夫?

  21. まとめ管理人 | URL | wZ.hFnaU

    ※20
    あらら、申し訳ありません。直しておきましたー

  22. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    付け足せば、家康は上方に何度もお伺いを立ててるし、家康本人が出陣するのは、秀吉の許可が出てからだし。

  23. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    ちなみに、佐藤大輔という架空戦記作家の戦国物『信長征海伝』では、河尻は家康が扇動した一揆で殺されていて、それは祝重正の調査によって、本能寺から逃げ延びた信長にバレてる。そうでなくても、復活した信長によって北条まで滅ぼされ、自分が用済みになったと感じた家康が一か八かで信長に反乱するーーという展開(投げ出し常習犯の作家なので、ここで中断)。

  24. 人間七七四年 | URL | -

    ※23
    あの先生の悪い癖だよな。レッドサンブラッククロスなんかこれからって時に中断だし>投げ出し常習
    完結させたのって征途くらいか?

  25. 人間七七四年 | URL | -

    ※24
    レッドサンブラッククロスってまだ終わってなかったのか…
    せめて蛇口を閉めたのが気になる。

    つーか田中芳樹あたりもそうだが完結させてから新シリーズ始めろよなーって思う。

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