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これらすべての人々は

2016年04月01日 10:31

489 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/04/01(金) 00:03:45.33 ID:q8KEpmAM
フランシス・カイロンは、彼が江戸に有った時に起こった一事件に関して語った。曰く、

エムベロム(将軍)の一領地を支配する貴族があった。その領地における借地人に、
エムベロムが命じたもの以上の借地料を課していた。この方法によって彼は自己を富ませたが、
人民はその負担に耐えることが出来ず、団結して内閣に至って領主を訴えた。

内閣はこれを調査してその罪有ることを知るや、該当の貴族は家族とともに切腹して自ら死刑に
就かせることと定めた。

彼には一人の同胞があって、肥後の王に仕えていた。肥後は江戸から離れること西方247リーグである。
またそこから30里隔てた薩摩に一人の伯父が有った。
第2子は江戸より東に隔てること110リーグに住してマッサマ(Massama)の王に仕え、第3子は
インカノ(Inquano)のエムベロムの城に在った。末子は大阪の裕福なる商人の娘と結婚していた。
兄弟2人はエムベロムの近衛であった。

これらすべての人々は、彼らの兄、弟、又は父の罪のために、同一の日時に切腹することと成った。

処刑者の為すべきことは次の物である。
第一に、死の使者が悲報を最も遠くにある親戚に伝えるべき日時を計算し、これを最終時間として、
それ以上の執行猶予を許さない。最も近くにある者も、最も遠くの者と同日に正午を期して厳命に従い、
各々が自己の残酷なる破壊者となる。

然れどもその日、大阪の商人となった末子は自殺をしなかった。大いなる恐怖に打たれた彼は、
知らせを聞くや直ちに死んだためである。

彼の唯一の子であった女児は罰せられることはなかった。しかし自殺せんと欲し、自ら食を絶って
11日目に死んだ。

ただし、これらの人々に関係ある婦人が、如何にしてこの数家族の破壊中に身を脱したのかは、
カイロンは語らなかった。

(モンタヌス日本誌)


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    読解難易度たかいな。おい‥。

  2. 人間七七四年 | URL | Cnub/O7I

    これはお手上げ。
    マッサマが政宗のことかなぁ???と推理したぐらい。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    これ投稿者、読解されるの期待して投稿してるだろ…
    Inquanoは伊賀上野だろうか?

  4. 人間七七四年 | URL | -

    日本語訳自体もふるそう

  5. 人間七七四年 | URL | -

    小西行長のことかな。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    実際の東京熊本間の距離を考えると、
    1リーグで5キロメートル弱くらいだろうか。

    この時期の地図は正確でなかったろうし、
    1リーグが1里のことだったんじゃないかと思えてくる。
    それだけに、肥後から薩摩が30「里」なのが気になる。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    マッサマは奪うのだ!
    すまん某ナポレオン漫画のネタ

  8. 人間七七四年 | URL | -

    前回フランシス・カイロンが出てきた逸話は推定される時期が寛永5年~9年辺りの範囲だったから
    その前後の話かもね。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    正純じゃなくともして、この貴族の名は?って問いたくなるわ

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