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二人ともあきれ果てた

2016年04月04日 17:43

490 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/04/03(日) 15:18:51.96 ID:s1yGAbCK
大坂城の女中が集まる三の間に大砲の弾が撃ち込まれ茶箪笥を打砕き、淀殿の居間まで悲鳴が聞こえるようになるにつけ、
淀殿の口も和らぎ、織田有楽斎、大野修理へ「何卒和談を取り付けたい、秀頼の為なら自分が江戸へ下向してもいい」と言ったが、
秀頼が承知せず、この上は近臣の出頭の者に諫言させようと相談した。

渡辺内蔵助は鴫野の一戦以後秀頼の前を損し、
薄田隼人も博労淵の出曲輪を取られ、日頃の力量自慢ほどではないと城中のひとに取沙汰されているのを恥じて万事控えめになっている。
木村重成は後藤又兵衛が今福の戦いを秀頼に報告し、以前の倍も信頼を受けている、木村から言ってもらうのがいいだろう、と
有楽斎、大野が木村を招いて、和談の上淀殿を江戸へ差し出すことを秀頼へ提言するように言ったが、これを聞いた木村は
「今の話は片桐が最初に話したことと少しも違いはなく、今さらそのような申し上げはできない。
各々に幾度でも言うが、このような次第になったのは畢竟秀頼さまのご運の末と嘆くほかない」
と言うので、二人ともあきれ果てた。
その後後藤から強く申し付けたことで秀頼も得心し、和議の相談が進むようになった。
この話は難波戦記等にはないが、牧尾是休斎が語ったことである。

落穂集から抜粋

木村重成がいかにも若いな~って感じだ



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    すごくリアルな負け戦側の場景

  2. 人間七七四年 | URL | -

    信雄もあきれとったわ

  3. 人間七七四年 | URL | -

    自分にはなぜあきれるのか分からない。
    「その案は最初からあったろ。今さらその案採用するくらいなら、最初から戦うな」
    ってことで、至極筋の通った考えだと思うのだが。

  4. 名無しさん@ニュース2ch | URL | -

    片桐の時点では選択肢だったろうけど戦ったあとでは不穏分子いがい何物でもないしな生かしてもらえる公算はほとんどなくうまくいって飼い殺し
    あきれ果てるも何も詰んでるのは明らかだろうに
    まあ有楽さんはうまくやったんだっけ?

  5. 人間七七四年 | URL | ZPZR469g

    これ、木村重成が若いか?
    ちょっとやられただけで講和するなら戦前の時点で妥協しておけって話だし、
    今さら言い出したところで戦う前のような関係には戻れないのわかってただろ。
    むしろ判断としては至極真っ当なものと思うわ。

    50近くになってこの腰の据わらなさに、淀君の方が世間知らずのお嬢としか思えん…

  6. 人間七七四年 | URL | -

    大野修理、織田有楽斎は、
    渡辺内蔵助、薄田隼人ら剛の者がある程度善戦したとこでの講和を考えていて、
    淀君は抗戦派だけどいざ身辺に大砲撃ち込まれて心が折れて、
    秀頼様はそれでも戦って死ぬ気マンマンと読んだ。

  7. 人間七七四年 | URL | -


    原文がどうだか知らないけど文字の今のとらえ方によりけりじゃない?
    呆れた→ガッカリしたって意味かもよ?

  8. 人間七七四年 | URL | -

    木村重成としては、主戦派の考えを選択した秀頼の手前、自分の口から和談の口実を作って、家中から白い目で見られるのが単純に嫌だったんじゃない?
    それだったら余所者の後藤又兵衛の口から言わせた方が角がたたないからこういう運びになったんだと思う。
    とにかく主戦派はことごとく豊臣の名前に頼りすぎたきらいはある。
    いくら秀吉の跡目だと売り込んだ所で泥水を啜れないような奴を世継ぎに担いでどうすんだよ…。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    木村は当たり前のことを言ってるようにしか見えん

  10. 名無しさん@ニュース2ch | URL | mQop/nM.

    寧ろ木村重成が二人のおっさんに呆れ果てたんじゃないか?w

  11. 人間七七四年 | URL | 3aXRcdxk

    戦前は片桐を追放までしたのに何で今更同じようなこと言ってんだこいつら
    という気持ちは分からんでもない

  12. 人間七七四年 | URL | -

    この場合の「あきれる」は、単に「何も言い返せない」「途方に暮れる」って意味だと思うけど。
    古語の「呆る」そのままの意味。

  13. 人間七七四年 | URL | JalddpaA

    私も既に皆さんが言われてるように、大砲打ち込まれてビビるくらいなら最初から
    且元さんの言うこと聞いておけよと思うのも自然な考えかと

    現場で体を張って奮戦していた木村重成なら尚更でしょう

  14. 人間七七四年 | URL | -

    なんだ結局ヨソ者の又兵衛が説得したのか。
    こりゃ草刈正雄が生きてたら、淀の方が謎の死を遂げて後は昌幸のやりたい放題になって、マジ家康ガクブルだったかもな

  15.   | URL | -

    正直、昌幸が生きてたら頃合いをみて豊臣裏切って
    長男の領地加増してもらったと思う

  16. 人間七七四年 | URL | -

    淀君一派が早まらなければ家中がここまで悲惨になる事はなかっただろう、ねね様か、せめて増田か長束がいたらと思うけどなぁ…。

  17. 人間七七四年 | URL | -

    そもそも大坂方に付かなかったと思う>昌幸
    つくにしても事前内応組だっただろう

  18. 人間七七四年 | URL | -

    昌幸が生きてても大坂の陣の頃は70前後。
    晩年は病気がちだったし、戦は無理じゃなかろうか

  19. 人間七七四年 | URL | -

    ※11
    あ。そうか。言葉は意味も含めて変わりますよね。

  20. 人間七七四年 | URL | -

    小松「大砲ぐらいで、弱気になるな。討って出て、家康の首を取るぐらいの覚悟がないおなごは、城主失格じゃ。」
    信之「もう・・・言うのやめて。」

  21. 人間七七四年 | URL | -

    総じて大阪に居残った連中って言葉悪いけど、云わば残りカス見たいな連中ばっかりだしね。
    対応にしても非現実的な思考ばかりで、行き当たりばったりと云う印象しか持たない。
    他の人も指摘しているけど、木村にしても何故戦をしたと思うでしょう。

  22. 人間七七四年 | URL | -

    浪人組って「戦で死にたい」って連中の集まりなんだろうな(´・ω・`)

  23. 人間七七四年 | URL | -

    戦乱時代の敗者となってしまい、立身出世は望み薄。
    戦で華々しく死ぬことで「禄よりも名を残したい」って人達の集まりだから・・・

    その分、それぞれの思いが強くもなるし、統率が効きにくくなるでしょう。
    「自分が我慢すればお家のため」って我慢するとか地味な役に回るとか、そういう戦じゃないんだから。

  24. 人間七七四年 | URL | -

    木村も片桐排斥に関わってるしなぁ
    少なくとも有楽斎はそれに関わった形跡がなく、最初から和睦派だったと思われるので
    後の大坂城退場も含めてこの反応は妥当じゃないか

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