594 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/05/06(金) 19:32:50.06 ID:Y602gNMy
加藤肥後守清正は、武勇のみならず能く人を使ったそうだ。彼の家来に、飯田覚兵衛という武功の者があった。
ある本に、飯田覚兵衛ははじめは「角兵衛」と書いたが、朝鮮征伐の時、手柄があったため、
豊臣秀吉の命により、「覚」の字にした。これは文禄二年の事だという。
肥後加藤家が滅亡ののち、飯田覚兵衛は京へ引き込んで、再び奉公もせずに居た時の物語に、
「わが一生は清正に騙されたのだ。最初、武辺を仕った時、その場から帰ってみれば、
私の朋輩たちは皆々鉄砲に当たり、或いは矢にあたって死んでいた。
さてさて危ういことである。もはやこれ限りにて武士の奉公を止むべし。そう思って帰るやいなや、
『さても今日の働きは神妙、言う事無し!』
そう言われて清正より腰のものを給わった。
私はこのように、戦のたびに毎回武士をやめようと思っていたが、清正は時節を逃さず、
陣羽織、或いは加増、感状を与えられ、このため諸傍輩も羨み、讃嘆したため、その空気に
引っ込む事も出来ず、侍大将と言われるほどになった。
一生清正に騙されて、私は本意を失ったのだ。」
そう語ったという。
(新東鑑)
595 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/05/06(金) 20:36:11.23 ID:MGASwZu/
>>594
ツンデレ過ぎだろ
597 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/05/07(土) 11:50:16.78 ID:yCZ3XLCc
>>594
なんつーかツンデレw
598 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/05/07(土) 16:30:48.27 ID:S0r/bwAA
>>594
部下のそういう気配をしっかり察知したのかw
加藤肥後守清正は、武勇のみならず能く人を使ったそうだ。彼の家来に、飯田覚兵衛という武功の者があった。
ある本に、飯田覚兵衛ははじめは「角兵衛」と書いたが、朝鮮征伐の時、手柄があったため、
豊臣秀吉の命により、「覚」の字にした。これは文禄二年の事だという。
肥後加藤家が滅亡ののち、飯田覚兵衛は京へ引き込んで、再び奉公もせずに居た時の物語に、
「わが一生は清正に騙されたのだ。最初、武辺を仕った時、その場から帰ってみれば、
私の朋輩たちは皆々鉄砲に当たり、或いは矢にあたって死んでいた。
さてさて危ういことである。もはやこれ限りにて武士の奉公を止むべし。そう思って帰るやいなや、
『さても今日の働きは神妙、言う事無し!』
そう言われて清正より腰のものを給わった。
私はこのように、戦のたびに毎回武士をやめようと思っていたが、清正は時節を逃さず、
陣羽織、或いは加増、感状を与えられ、このため諸傍輩も羨み、讃嘆したため、その空気に
引っ込む事も出来ず、侍大将と言われるほどになった。
一生清正に騙されて、私は本意を失ったのだ。」
そう語ったという。
(新東鑑)
595 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/05/06(金) 20:36:11.23 ID:MGASwZu/
>>594
ツンデレ過ぎだろ
597 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/05/07(土) 11:50:16.78 ID:yCZ3XLCc
>>594
なんつーかツンデレw
598 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/05/07(土) 16:30:48.27 ID:S0r/bwAA
>>594
部下のそういう気配をしっかり察知したのかw
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コメント
人間七七四年 | URL | -
見覚えあるな、これ
しかし、同じ武辺ツンデレでも又一とは何故こうも違う
( 2016年05月07日 19:25 )
人間七七四年 | URL | -
覚兵衛「武士やめたいんですけど…侍大将とかむーりぃー…」
清正P「寝言言ってないで戦場行くぞ飯田ァ!」
…元ネタ分かる人って何人いるのかな。
( 2016年05月07日 19:47 )
太閤殿下 | URL | -
※2
机の下のひきこもりアイドル「人の持ちネタパクられたのを指摘するとかむーりぃー…」
( 2016年05月07日 22:50 )
人間七七四年 | URL | /c2.ISBc
会社にとって求められる良い上司の典型ですな
清正さん
( 2016年05月07日 23:38 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
覚兵衛さんと清正は幼馴染って伝承あるよな
ツンデレ幼馴染か…
( 2016年05月08日 00:40 )
人間七七四年 | URL | -
臼杵刑部「義統じゃなく、清正殿に仕えたかった」
( 2016年05月08日 00:44 )
人間七七四年 | URL | -
どんなブラックな職場でもこういう有能上司がいると辞めづらいんだよねぇ
( 2016年05月08日 09:18 )
人間七七四年 | URL | -
樋口角兵衛とどこで差がついたのか
( 2016年05月08日 11:23 )
人間七七四年 | URL | -
※7
武士に限らず軍隊って基本ブラックだしなあ
ナポレオンの大陸軍ですらそれ以前に比べればホワイトという意見もあるし
( 2016年05月08日 12:03 )
人間七七四年 | URL | -
※9
ハンニバルとか呉起とか見ると兵に慕われた人の軍隊ほどまっ黒よね
というかブラックだからこそトップの人格的求心力が必要だったのかも
( 2016年05月08日 12:28 )
人間七七四年 | URL | -
こんなにフォローしてあげてるのに何で市松のとこの家臣より不出来なのが多いのか・・・
( 2016年05月08日 16:55 )
人間七七四年 | URL | -
※11
清正の部下にも優秀なのはそこそこ居る
加藤三傑とか大木兼能とか 加藤正方も一応有能かな?
ただ大木兼能は殉死するし森本一久も清正の死の翌年に後を追うように死ぬ
飯田直景は黒田家に、庄林一心(あるいはその子?)は細川家に再就職できてる
よくそうやって加藤家中と福島家中が比較されるけど
改易された時期やら改易時点での家臣団の世間的な評価にもよるんじゃないかなあ
福島家の改易は本人の晩年(1619年)で城受け取りに関して家臣団は世間的な評価を上げたけど
加藤家の改易は息子の代(1632年)で家臣団も代替わりしてるところもあるし
牛方馬方騒動(1618年)で内輪もめ起こして幕府の裁定受けてるから世間的な評価は下がってたと思う
( 2016年05月08日 19:15 )
人間七七四年 | URL | -
>>あくまでも、個人がそう感じてしまったと云うだけなのですが・・・
そもそも軍隊を持ってしてブラックとか簡単に評している時点でどうなんでしょうね?
基本有事の際には辛い職業だと言う事くらい想像の範囲内だし、だからこその厳しい訓練。
それを数百年前のレベルで黒いだとか、言葉が軽いとしか思えない。
正直、それが当時の軍隊の仕様としか言いようがないですし。
だからこそ、人望が大事ってのは共感できます。
( 2016年05月08日 19:52 )
人間七七四年 | URL | -
※13殿
「歴史上のブラック軍隊ランキング作ったぞー」というVIPのスレまとめ(2013年)が有りまして…
調べるとっかかりとして面白いよ
( 2016年05月08日 20:17 )
人間七七四年 | URL | -
※13
厳しく訓練してくれるところはむしろホワイトということが分かってないな。
新人に槍と具足を「ローンで買わせて」即実戦投入というのが傭兵足軽の世界。
ほら、ブラック企業によく似てるでしょ?
その一方で平時でも召し放たないで訓練を受けさせ、
お貸し具足も完備、兵糧にも気を配るような家もあるわけですよ。
そうすると相対的にブラック武家ホワイト武家ができる。
( 2016年05月08日 22:04 )
人間七七四年 | URL | -
※12
そうなんだよね。
まだ、主君が気に食わなかったら気軽に家を飛び出す時代だし、奉公構が有っても幕府関係者なら再就職がそこまで難しくない。結果、家臣団の意見が強くなって中央集権を推進しにくくなっちゃうんだよね。で、更にそれが主君そっちのけでのお家騒動をよんで と。
それを押して家を保持するってカリスマ初代じゃないとかなり難しい。初代の長命ってすごく大事
加藤家と福島家ってそういうところと、既に大名家がある程度固まって新規採用が激減している事情が重なっていると思うよ。
( 2016年05月09日 11:38 )
人間七七四年 | URL | -
>初代の長命ってすごく大事
この板に毒されたか「真田の鬼威ちゃん」を想像してしまった。
( 2016年05月09日 20:33 )
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