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私が及ぶところではない

2016年05月20日 10:43

745 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/05/20(金) 00:23:35.05 ID:igMUeQhK
ある時、将軍徳川秀忠は駿府城の二の丸に1ヶ月ばかり滞在していたことがあった。
大御所である家康は阿茶局を召して言った

「将軍は壮年であるのに、旅住にあるのも既に一月なれば、いろいろ退屈にも思っているだろう。
美しい花(女性)に菓子を持たせて、我が命だと言って遣わせば、拒否もしないだろう。
お前の心得にて計ってくれないだろうか?」

これに阿茶局
「よくお心付きたる仰せです。」と、早速女性を選びこれに菓子を持たせて、宵の口の頃、ひそかに
参上させた。

尤も、秀忠にはかねてより阿茶局から斯くと申し上げ置いてあったため、秀忠は裃を着た姿で女性を
待っていた。女性が秀忠の部屋の前に来ると、彼は自ら立って戸を開け、彼女を上座に座らせ、
持ってきた菓子を頂き、手をついてそれへの御礼を申し上げると、女性に

「さあ、早く帰られよ。」

と、自ら先に立って戸口まで送った。その姿意義正しく、言語厳かであり、女性は顔を真赤にして
立ち帰り、この事を阿茶局に報告した。

このように、秀忠が女性を、あくまで家康からの遣いとして対処したことを聞いた家康は
「早くも帰されたのか。将軍は元より律儀な人であるが、私が及ぶところではないな。」
そう感嘆したという。

(慶元記)




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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    あえて空気など読まない三河武士の血は争えない話ですなぁ

  2. 人間七七四年 | URL | -

    阿茶局「(ノ∀`)アチャー」

  3. 人間七七四年 | URL | -

    上様と一発
    万が一にも御子を宿したら、とかナンとかカンとかトラタヌしたけど空振りで帰ってきてガッカリ、なのかなあ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    保科正之の母も、こうやって口説かれたのかな。

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    家康(…座布団どうしようかなぁ…)

  6. 人間七七四年 | URL | -

    出たー徳川名物マンセー伝説



    クッソキモい

  7. 人間七七四年 | URL | -

    うっかりすると堅物過ぎて小物っぽく見られかねない話だな
    アンチはそういう微妙な差は弁別できないようだ

  8. 人間七七四年 | URL | -

    秀忠(どうしよう…、俺の好みじゃねぇ…)

  9. 人間七七四年 | URL | -

    律儀者→不正解
    嫁怖い→正解

  10. 人間七七四年 | URL | -

    一応親に最低限義理立てしつつも、この手の心遣いに
    心の中で「余計なお世話」と思っていたのかも知れない。

    >>女性は顔を真赤
    ここを女性が恥ずかしくなって退室したと感じるか、怒って退室した後に
    チクったかと感じるかでかなり印象が変わるね。

  11. 人間七七四年 | URL | -

    権現様、息子の気質わかってやってるだろw

  12. 人間七七四年 | URL | -

    これ、女が三河者気質ならメンツを傷つけられたといって自害しかねないか?

  13. 人間七七四年 | URL | -

    同一ソースなのかどうかわからんが、既出??

    徳川秀忠、家康より遣わされた腰元に・悪い話?
    ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2242.html

  14. 人間七七四年 | URL | -

    ※12
    女が三河者気質なら帰れと言われてあっさり帰るわけがない
    実際に自害するより自害をほのめかしつつ意地でもやる方向に持っていくはず

  15. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    阿茶のカントクしてる侍女なら、家康の腰元なんだろうから
    万一御子を宿したら、どっちの子供かわからない、という
    華麗なる一族状態にならんか?

  16. 人間七七四年 | URL | -

    三河者とかそういう以前に、単に手を出したら嫁が怖いだけだろこれ

  17. 人間七七四年 | URL | -

    どうせ作り話なんだからどうでもいいだろ

  18. 人間七七四年 | URL | GpT49UKE

    それ言い出したらここになんでいるの?てことになる
    少なくとも作り話のソース出してから言えと
    後世の人間の推測以外で

  19. 人間七七四年 | URL | LkZag.iM

    歴史モノで創作やら作り話やら言い出したらキリがない。古事記・日本書紀みたいに創作があっても資料価値が高い書物もあるわけだし。

  20. 人間七七四年 | URL | -

    律儀者だよ、二代目は。
    権現様よりカミさんへの忠心説を自分も取るなww。

  21. 人間七七四年 | URL | -

    恐妻家説でちょっと思ったけど、駿府城の出来事と考えると、
    家康が「ここでなら羽を伸ばしても大丈夫だからな」という含みも込めた行為だったのかもね。

  22. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    お前徳川家に改易でもされたんか?

  23. 人間七七四年 | URL | -

    ※22
    徳川家に恨みを持つものの犯行か…
    まさか※6は秀頼公の末裔では!?

  24. 人間七七四年 | URL | -

    ※9
    あれ、そ~いえば地元のにいたな、嫁に頭上がらなくて、親父さんと弟がヤンチャな人が

  25. 人間七七四年 | URL | -

    何らかの理由で2chに居られないorハブされた人間がこっちに流れて来てるのでは?
    そもそも自分が嫌だとか嫌いだとかの理由で逸話や登場人物を評価してる時点でね?w

  26. 人間七七四年 | URL | -

    家康の遣いとして扱えば少なくとも形の上では
    相手のメンツが潰れないってのは思いつかなかった
    やっぱり武功以外はパーフェクトじゃね秀忠

  27. 人間七七四年 | URL | -

    こんな逸話ってようは三国志演義みたいなもんだろ?

  28. 人間七七四年 | URL | -

    「言経卿記」によると、
    酔っ払った家康が、秀忠の屋敷に押しかけて行ったりするような記事があったりして、
    この二人、史実ベースでも中々面白親子なのよね。
    だから、親父が女を斡旋してやったら息子が突き返して来た、なんて話があっても不思議じゃない気がするよ。

  29. 人間七七四年 | URL | -

    ※28
    秀忠の所へ行って乱酒に及んだってやつだっけか?
    まあ記載されたのは一回だけだよな。

    「言経卿記」での親子関係と言えば秀康の方も興味深い。
    あの親子は割と頻繁に同席してるんだよな

  30. 人間七七四年 | URL | -

    これ、「風雲児たち」で見たネタだよね。

  31. 人間七七四年 | URL | -

    >>29
    匿名希望伊達忠宗「一回ぐらいいいじゃないですか、誰とは言いませんが、うちのは年中365日乱酒です」

  32. 人間七七四年 | URL | -

    保科正之が生まれたのは、乱酒の末?

  33. 人間七七四年 | URL | -

    市松「やっぱり酒は失敗の元。って分かってるが止められないよな。」

  34. 人間七七四年 | URL | 3aXRcdxk

    なお隠し子

  35. 人間七七四年 | URL | -

    マンセーでもないし、作り話とも断定できないし
    改易されただの秀頼だのも余計だわ

  36. 人間七七四年 | URL | -

    色んな逸話見ると、恐妻家と言うより愛妻家っぽいんだが
    お江が危篤状態になったとき、マッハで江戸まで帰ってきたとか
    浮気症なら頼朝みたいに何度怒られようが愛人作るからなぁ
    仮にも天下人なわけで、それをしなかったというのは堅物だったんだろうな
    おしずは、若気の至りかもな

  37. 人間七七四年 | URL | -

    律儀って言ってんだからマンセーだろ
    それを徳川家臣が書いてるんだから普通に考えて嘘臭いとしか思えない
    少なくとも一次史料として評価されてるわけじゃないんだから本当とは言えない

  38. 人間七七四年 | URL | eqP7eH0Y

    親父さんと養母さんが喰ってほしいと思ってたのは
    菓子の方じゃないんですがねぇ秀忠公…

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